獣医師が解説! 犬の予防薬どれを選ぶ?
浜松市近隣にお住いの飼い主様へ
犬の予防薬について解りやすく解説します
愛犬の健康を守るために、飼い主様がまず知っておきたいものの一つが「予防薬」です。
ドッグギャラリークリニックは浜松市でアットホームな動物病院として、皮膚科と腫瘍科に強みを持ちながら、日々多くの飼い主様から犬 予防薬の相談をいただいています😊
予防薬の種類、タイミング、副作用、費用、組み合わせ方など、飼い主様の疑問はとても多く、情報も複雑になりがちです。
そこで今回は「犬の予防薬」の内容を体系的に整理し、読みやすく、すぐに役立つ形でまとめました。
- 犬の予防薬とは何か
- 犬の予防薬が必要な理由
- 犬の予防薬の種類(フィラリア・ノミマダニ・消化管寄生虫)
- 犬の予防薬の選び方
- 犬の予防薬のメリット
- 犬の予防薬のデメリット
- 犬の予防薬に関するよくある質問
- 浜松市で犬 予防薬を選ぶときのポイント
- ドッグギャラリークリニックで扱う犬 予防薬
- 犬の予防薬の年間スケジュール
- まとめ:犬 予防薬は愛犬の未来を守るケア
犬の予防薬とは何か
犬の予防薬とは、愛犬を感染症や寄生虫から守るために使う「予防を目的とした薬」の総称です。
フィラリア、ノミマダニ、消化管寄生虫、あるいは混合ワクチンや狂犬病予防なども同じ「予防」のグループに含まれます。
治療薬とは違い、病気になる“前に”守ることができるのが最大の特徴です。
動物病院では、その犬の年齢・体質・生活環境に合わせて犬 予防薬を組み合わせ、飼い主様が続けやすい方法をご提案しています。
犬に予防薬が必要な理由
犬 予防薬が必要な理由は、命に関わる病気を高確率で防げるからです。
特にフィラリアは、感染した蚊に刺されることで心臓に寄生する寄生虫で、未治療の場合は死亡率が急激に上がります。
しかし犬 予防薬を適切に使えば、ほぼ確実に予防が可能です。
ノミやマダニも痒みや皮膚炎だけでなく、人にも感染する病気を媒介します。
皮膚科診療でも、ノミアレルギー性皮膚炎は非常に多く、犬 予防薬の役割はとても重要です。
犬の予防薬の種類(フィラリア・ノミマダニ・消化管寄生虫)
犬 予防薬には主に次の3種類があります。
● フィラリア予防薬
チュアブルタイプ、注射タイプがあります。
● ノミマダニ予防薬
飲むタイプと、皮膚に垂らすスポットタイプがあります。
● 消化管寄生虫の予防薬
回虫・鉤虫・鞭虫などを同時に予防するタイプもあります。
最近では、フィラリア・ノミマダニ・寄生虫をまとめてケアできるオールインワンタイプも人気です。
犬の予防薬の選び方
犬の予防薬を選ぶ際は次の点がポイントになります。
• 生活環境(外出が多い/草むらに入るなど)
• 犬種と年齢
• 皮膚の状態(アレルギー・炎症の有無)
• 持病(腫瘍科治療中など)
• 飼い主様のライフスタイル
• ワンちゃんの嗜好性など
スポットタイプで赤みが出る犬では、飲むタイプの予防薬が向いています。
犬の予防薬のメリット
犬の予防薬のメリットはたくさんあります。
• フィラリア感染をほぼ100%防げる
• ノミマダニの駆除で皮膚炎や痒みを予防できる
• 感染症リスクを減らし、腫瘍科治療中の体調を守れる
• 飼い主様の安心が増え、生活の質が向上する
特に浜松市のように温暖な地域では、年間を通じてノミマダニが活動しやすく、犬の予防薬の重要性が高い地域です。
犬の予防薬のデメリット
デメリットとしては次が挙げられます。
• 軽い胃腸症状・皮膚の赤みなどの副作用が出る場合もある
• 年間で数万円ほどの費用
ただし治療費と比較すると予防の方が圧倒的に安くすみます。
犬の予防薬に関するよくある質問
Q. いつまで続ければいい?
通常は蚊が11月頃まで活動するため、フィラリア予防は12月まで必要です。
最近では温暖な影響で2月などでも発生する可能性がある気温になっていたりするので、通年の投与をお勧めします。
ノミマダニは冬でも活動するため、年間通して予防するのが最も安全です。
Q. 副作用はありますか?
動物病院が扱う犬の予防薬は安全性が高く、重大な副作用はほとんどありませんが
その子によってアレルギーであったり消化器症状などの軽い副作用が出る可能性はあります。
その場合は予防薬を変更したり、その子にあったお薬を検討します。
🏥 ドッグギャラリークリニックで扱う犬の予防薬
当院で扱う犬 予防薬は次の5種類です。
● ネクスガードスペクトラ
ネクスガードスペクトラは、食べやすい“おやつタイプ”の犬 予防薬です🍖
フィラリア予防・ノミマダニ予防・一部寄生虫予防をこれ一つでカバーできるため、当院でも人気の高い製品です。
月1回投与
▶ ネクスガードスペクトラが選ばれる理由
• 食べやすいチュアブルで、投薬のストレスが少ない
• 何種類もの薬をいくつも与える必要がない
• 外出が多い子や、ノミマダニ対策を強固にしたい家庭に向く
• アレルギーや皮膚炎でスポットタイプが合わない犬にも安心
● プロハート
フィラリア予防の注射タイプ。
年1回の注射で済むため、飲み忘れが心配なご家庭に向いています。
ただし、打てる時期が決まっているため、希望の際はスタッフにご相談ください。
● ブラベクト
ノミマダニ予防の飲み薬で、1回で約3ヶ月効果が持続します。
「毎月は大変…」という飼い主様に人気です。
● フィプロスポット
皮膚に垂らすスポットタイプ。
月1回投与
価格が比較的リーズナブルで、外飼いの犬や多頭飼育で使う方もいます。
● レボリューション
フィラリア予防+ノミ予防+寄生虫予防ができるスポットタイプ。
月1回投与
この中からその子にあった予防薬を選びます。
犬 予防薬の年間スケジュール
浜松市では以下のスケジュールが一般的です。
• フィラリア予防:4月(または5月)〜12月
• ノミマダニ予防:年間通して
• ワクチン:年1回
• 健康診断:年1〜2回
前述しましたが、フィラリア、ノミダニ予防両方を通年通して行うのが推奨されます。
フィラリアの予防薬に関しては一度飲むのをやめると、次の投与
毎月決まった日に犬 予防薬をあげる習慣を作ると、忘れにくくなります📅
当院でも予防カレンダーをお渡ししています。
✨ まとめ:犬の予防薬は愛犬の“未来の健康”を守る投資
犬 予防薬は、フィラリア・ノミマダニ・寄生虫・皮膚炎・感染症など、多くのリスクを一つの習慣で減らすことができる大切なケアです。
浜松市の環境では特に予防の重要性が高く、年間通しての対策が望まれます。
ドッグギャラリークリニックでは、アットホームな雰囲気の中で、飼い主様の不安や疑問に寄り添いながら、犬 予防薬の選び方から使い方まで丁寧にサポートしています🐶
「うちの子に合う犬 予防薬ってどれ?」
「飲み忘れちゃうからまとめたい」
そんな疑問も、どうぞ気軽にご相談くださいね。
ご予約はこちらからどうぞ
スタッフ一同お待ちしております。