ぬいぐるみを食べちゃった! 犬の胃内異物 NEW
犬の誤食・胃内異物の症例紹介です。
キングくん
犬種:ゴールデン・レトリバー
年齢:1歳5か月
性別:男の子
体重:30kg
🧸 来院のきっかけ
「昨夜、ストラップ付きのぬいぐるみを食べたかもしれない」
ということで、飼い主さんと一緒に来院されました。
ゴールデン・レトリバーは好奇心旺盛で、
特にぬいぐるみ・ロープ・布製品の誤食が多い犬種です。
🩻 レントゲン検査で確認
まずレントゲン検査を行ったところ、
胃の中にストラップ状の異物がはっきり確認できました。
🤢 催吐処置を実施
キングくんは体格も大きく、
異物が柔らかい素材であることから、
まずは**催吐処置(吐かせる処置)**を行いました。
しかし残念ながら、
今回は異物は出てこず…。
🔍 翌日、内視鏡での摘出へ
無理に待つことで
腸に流れてしまう
腸閉塞や穿孔を起こす
といったリスクを避けるため、
翌日に内視鏡による摘出を行うことになりました。
📹 内視鏡検査の様子
胃の中を内視鏡で確認すると、
バーコードのように見える異物がはっきり確認できました。
✨ 無事に摘出!
鉗子を使って、
胃の中からぬいぐるみを無事に摘出できました。
ぬいぐるみ以外にも異物があったので一緒に摘出しました。
開腹手術になることなく、
内視鏡だけで処置が完了しました。
🏠 術後の様子
麻酔からの覚醒も問題なく、
キングくんは元気いっぱいでその日のうちにおうちへ帰りました。
🩺 胃内異物について 〜解説〜
🤢 催吐処置ができるケース
以下のような場合は、吐かせる処置を選択できることがあります。
・誤食してから時間があまり経っていない
異物が
・小さい
・柔らかい
・とがっていない
・すでに胃の中にあると確認できている
・全身状態が安定している
⚠️
紐状のもの
とがったもの
電池・針・骨
などは、催吐処置が危険になることもあります。
🔍 内視鏡での摘出が適応になるケース
・催吐処置で出てこなかった
・胃の中に留まっている
・腸に流れる前に回収したい
・開腹手術を避けたい
このような場合、
内視鏡は体への負担が少ない有効な方法です。
🐕 まとめ
犬は思わぬものを飲み込んでしまうことがあります。
「食べたかも?」と思った時点で、早めの受診がとても大切です。
状況に応じて
催吐処置
内視鏡
手術
を適切に選択することで、
安全に治療できる可能性が高まります。
ご予約はこちらまで!